日ごろ、無知で不勉強な私はこのような機会に見させてもらいます。
今日木曜日のNHKスペシャルの内容は、アメリカの軍のカメラマンが長崎での原爆投下直後の惨状を撮影し、その後アメリカに戻って、葛藤がありながらも、人生の後半、自分も被爆による病と闘いながら、自分が隠し撮って、43年も封印していた写真を世界に発信し、アメリカ中から非難を受けながらも、原爆を投下したことを過ちであったと訴え続けた。というものでした。
詳しくは、、、
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080807.html
そのカメラマン、ジョー・オダネルさんは昨年なくなられてしまったのですが、今はその息子が後を継いで、その写真を広め続けようとしているそうです。
「戦争を早く終わらせるために、この子供たちの母親を殺す必要はなかったんじゃないか?」
こんな当たり前と思えるような思いも、ほとんどのアメリカの市民からは共感を得ず、非国民扱いされていた中、
「たとえ小さな小石でも、その波紋は確実に広がって行き、同じ思いの人たちが少しでも増えていけば、いつかはアメリカという陸にたどり着くはずだ」と言っていたそうです。
そして、息子の代になり、その共感はたとえ少なくても、確実に広がってきているそうです。
世界中の人が、過去に起こった出来事に目を背けずに、未来にいかせられたらいいなと、思いました。
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