
11月30日(日)
渡辺一枝さんのお話会「チベットのことを、お話しましょうか」が行われました。

お話から、チベットの人々のおおらかさ、寛容さが伝わってきて、一枝さんがそのチベットの人々とその文化が大好きなことが伝わってきました。
チベットの人々の生活の様子を聞いていると、同じく放牧・農業をするボリビア&ペルーのアンデスの先住民の生活との共通点が多くあるように思いました。
放牧に出ている時に遠くの羊に石を投げるための紐があるのですが、ボリビアではhonda(オンダ)と呼ばれる紐がそれによく似ています。
チベットの標高4000M以上の地もかつては海だったため、塩が取れるため、その塩が取れる地域の人は塩をヤクに積んでキャラバンを組み、塩を求めるほかの地域へ行き、物々交換をする。というのも、ボリビアではヤクではなくリャマのキャラバンがあったのです。今ではなくなりかけているのではないかと思いますが。
一枝さんと少しお話させていただく機会がありましたが、その時、チベットの人々はフォルクローレというアンデスの大衆音楽を聴くと、他の国の音楽よりも、なじみがあると感じると言っていたのです。
これは面白いです。

最後の質問タイムである男性から出た問いかけは、私もずっと考えているものでした。
「経済的に発展した国々が物に満たされた生活を送っている中で、失われてきた伝統的な自然と共存する生活の大切さに気づくことができ、経済的に貧しいとされる国々にまだ残る、貨幣経済だけに頼らない伝統的な生活が残っていくことを願う。一方で、経済的に貧しいとされる国々の人たちは、伝統的な生活を守っていくよりも物質的に豊かな生活を求めようとしている。」
これに対して一枝さんはどう思われますか?という問いかけに対し、
チベットの人々、文化、生活を知ることで自分がどう考えることができるか。自分のこととしてどうふるまっていけるのか。
という一枝さんの意見でした。
相手をどうするかではなく、自分から変わる、自分から動き出す。社会というスケールではなく、一人間としてどう考えるか行動するか。ということなんだと受け止めました。
最後に一枝さんが私たちに「ぜひチベットに行って見てください。」と。
一人一人の行動に力があるのだと思います。
私はまずはこの日買った
「小さい母さんと呼ばれて―チベット、私の故郷―」クンサン・ハモ著を読むことから、チベットを知りたいです。
たくさんの方においでいただき、ありがとうございました。


