2006年01月25日

新しいボリビアへ

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ティワナクの遺跡に入っていくEVO


1月21日土曜日、アイマラの文化が栄えたティワナク(アルティプラーノ、チチカカ湖方面)
で、先住民アイマラ民族の伝統的な就任セレモニーが行われ、私はそれに行ってきた。
ボリビア中から、先住民の人を中心に、メスティーソ、白人もEVOを支持する人たちが
ティワナクに集まった。
ラテンアメリカ諸国を中心に、先住民代表の人々も駆けつけ、
EVOをラテンアメリカの先住民リーダーと認めた日だった。


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ティワナクに集まった民衆

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労働組合の人たち

そして2006年1月22日 日曜 ボリビアに新大統領EVO MORALESが誕生した。国会で行われた就任式。
この二日間は明らかに歴史的な一日となった。スペインの侵略から513年?の時を経て、
先住民アイマラ語民族の大統領が誕生したのだから。
ベネズエラのチェべス大統領などラテンアメリカ各国の大統領のほか、
ヨーロッパからもスペインの王子をはじめ数国の代表者が出席していた。残念ながら出席予定だったキューバのカストロは来れなかった。

同志の副大統領(同じくMAS)から、メダル、たすき(??)をもらったその瞬間、
二人が硬く抱き合ったその瞬間、思わずEVO大統領の目が潤んだ。
その就任式に出席している数人からも涙がこぼれている。
ボリビア中から先住民の人たちがラパスへ駆けつけ、誇らしげに彼らの伝統的衣装をきて、
鉱山労働者はもはやシンボルとなっているヘルメットをかぶり(ある人のヘルメットにはチェ・ゲバラのシールが貼ってあった。)、 先住民出身の大統領の誕生のこの日を分かち合っている。


彼の就任演説の最初に何をしたか。
今までにボリビアのためにラテンアメリカのために命を落とした人全て、コカ生産者、鉱山労働者、過去の英雄たち(チェ・ゲバラも)に1分間の黙祷をした。

ボリビアは南アフリカのように約50年前までは、先住民が主要なプラザに入ることは許されなかったという。
読み書きを覚えようとした先住民は、目を取られ、手を切られたという。

憎しみ、恨みを持たずに、迫害、不公平、差別の社会を終えて、今、歴史を変えよう!

EVOは1時間45分ほどの演説を行った。彼は私にもわかりやすい、スペイン語が第一言語ではないボリビア人にも わかるようなスペイン語で熱く語った。
時には先住民の言語を使って。

就任式の後は、かなりフランクなのだけれど特設会場となったサンフランシスコ広場で
民衆の前に現れ、再度演説を行い、民衆と共にフォルクローレを楽しんだ。

新しいボリビアが始まる。
どうか、政治家の個人的な利害なく、真に国のために前進してもらいたい。
そして国民も政治家任せにせずに国をよくするための努力と理解が必要なのだろう。

何度もEVOや副大統領ガルシアが演説中に引用したアイマラに伝わる言葉
「嘘をつかない。物を盗まない。怠けない。」

残念ながら正直なところ私の知っている都市のボリビア人は、
「嘘をつく。物を盗む。怠ける。」という印象が強い。
それは、今までの500年の歴史の負の遺産だと思う。

EVOが先陣を切って、ボリビア人の意識を変えられたら、この国が変わるのかもしれない。


posted by PUENTE at 06:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ボリビアの生活・文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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