2009年08月16日

サンファン移住地

8月16日(日)
ここはボリビア、サンタクルス県のサンファン移住地。
朝7時、NHKのテレビで大河ドラマを皆で見る。
これは日本では日曜夜8時に放映されている。時差−13時間。
その家の息子さんが、大河ドラマを見終えた後、ヤパカニまで相乗りタクシーに乗り換えるために送ってくれた。しかも浅野さんは私を空港までその相乗りタクシーで行けるよう手配してくれていた。ありがとうございます。

(ゆっくりとした日曜日の午前にすみません。)

家の主ミエ子さんは、空港の待ち時間にと、
お手製のおいしいおいしいお弁当を作ってくれていた。なんとうれしい!!(朝早くからありがとうございます。)

obento.jpg

(空港でありがたく頂きました。お母さんの味といったらいいのかな。本当にやさしくておいしい。)

今回、サンファンに暮らす日系の人たちの生活のほんの一部を
見せてもらった。これは貴重な体験だった。

日本の地方の生活をよく知っているわけではないけれど、
大地の芸術祭のボランティアで関わることになった新潟の方たちと同じように
初めての者でも温かく迎えてくれることがとてもありがたかった。

浅野さん一家は岡山県からの移住者一世で第6次団だという。今のように飛行機で二日ではなく、船で渡ってきた。
(浅野さんは今はサマイパタに住んでいる。)

浅野さんは今74歳ぐらいで、20歳ぐらいの時に来たといっていたから54年前のこと。
当初、サンファン移住地として用意された土地は大木がいっぱいのジャングルだった。
大人の男数人で3日かけて一本の木を切って、土地を開拓していったらしい。
現在の広大な畑、田んぼなどの整備されたサンファンの土地を見て、開墾したその苦労を想像すると途方にくれる。

各家庭50ヘクタール、500mx1kmの土地を持っている。
1km続く土地など、、想像もできない。

道も途中までしかなかったので、買出しに行くときは、男性たちが8キロ?も荷物を担いでいかなければいけなかったとか。
最初の内は、移住した家族全員、兄弟、いとこ家族など合計25人ほどで共同生活をしていたらしい。

ミエ子さんが当初の白黒の集合写真を見せてくれた。みなさん20代でお若い。
自分たちで作り上げていった土地、家、そして村。
ただ、ただ、すごいと思う。私も今、新しい環境での生活を夢見ているけど、やろうと思えば実現するのではないかと勇気付けられる。

土曜日の午後、浅野さんのお姉さん夫婦も近くに住んでいて、
米麹を作っているのを見に来いと連絡があったので、私も付いていった。

米麹を作る専用の部屋がある。
浅野さんもサマイパタでお味噌としょうゆを作っているので、
お互いの情報交換をしていた。

浅野さんのお姉さんの旦那さんはちょっと耳が遠くなっていたけど、麹作りの話には力が入っていた。

私はラパスで浅野さんの作ったお味噌としょうゆを使わせてもらっている。
素朴でうまみがあって、美味しい。日本にも持って帰りたいぐらい。(荷物がいっぱいでなかなか持って帰れない。)

浅野さんのお姉さんのお宅は、
味噌、しょうゆだけでなく、和菓子から切り干し大根まで自家製。サンタクルスで売っているらしい。私は買うことしかできないものを、自分たちで作られているってすごい。

浅野ミエ子さんの息子さんの一人は
カイシーというサンファンの農協に勤めている。
カイシーの卵は人気でラパスでも良く売れている。

その息子さんによると、
大豆はボリビアでは99%(その方曰く)が遺伝子組み換えの大豆だそうだ。これは知らなかった。
新しく憲法で遺伝子組み換えの大豆を生産してはいけないとなったそうだけど、実際には遺伝子組み換えの方が楽なので生産し続けるだろうとのこと。

しかし、自分たちが使う味噌などは遺伝子組み換えでない大豆で作っているそう。
浅野さんの大豆も遺伝子組み換えではないとのこと。つまりは残り1%。

あと、ボリビアでは他の国で禁止されているような農薬が回ってきて、農薬をバンバン使っている野菜が多いそうだ。(サンファンというわけではなく、国内中で)

ギョギョギョ。
できることなら浅野さんの野菜を食べたいよ。(ラパスからではなかなか遠くて買えません。)

あと、聞きかじり情報では、
ここ5年?ぐらいでサンファンまでの道がアスファルトで舗装された。
すると泥棒が増えてしまったそう。(携帯も入るし)

機材や農薬、養殖している魚(池を掘って養殖している。)
などが盗まれてしまうらしい。

移住地に住む人々が交代で夜中の警備をしているそうだ。
広大な土地だけに見回りも大変そう。。

物を盗むという発想がこの世から消えてしまったらいいのに。

最後に、サンファンで見たもの。

kyodai.jpg

こんな巨大な農機具見たことない。
大規模農業というのはこういうことなのかな。

浅野さん(サマイパタ)が農機具を使わない農業を目指していると言っていたのを思い出す。


posted by PUENTE at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ボリビアでの出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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