
2010年2月9日〜12日の三日間は、ペルーのプーノに滞在し、アルテアイマラというつくり手グループと、次の秋冬のサンプルの打ち合わせをしています。
日本からタイミングよく連絡できなかったこともあり、私が日本からやってきて、打ち合わせの日を調整しても、連絡が届かずこれない人も。
なぜなら、固定電話や携帯を持っていない。(ラジオで集合をかけることも)
もしくは、もともと携帯が入らない地域に住んでいる。
特に今は雨季なので山の上でも草が生えるため、山の上の方にアルパカなどの放牧に出かけてしまい、携帯の電波が届かないし、ちょっとした山篭りのようで、簡単に街に出てこれない。
さらには、みなさんあきれるほど、携帯をなくす?盗まれるため、しょっちゅう電話番号が変わり、最新のものを誰も知らない。。。
最新のものを把握しているのは私だったりする。
(お互い、ちゃんと連絡先を確認し合って欲しいのに、、、)
(ちなみに、固定電話を持っている家はなかなかなく、けっこう携帯を持っている人が多いです。
実は今回から私もペルーでも携帯を持ちました。1300円でした。
そして9ヶ月に1回、通話料金をデポジットしておけば、それ以外にお金はかかりません。なので、みなさん受け専用に使っています。
そして、おばちゃんたちはカーディガンの浅いポケットの中に入れている内に、バスの中や街中で盗まれるんだと言っています。
お財布はブラジャー?の中に入れているのだから、携帯ももっと、違うところに入れておけばいいのになあ。)
今回は2団体と連絡がつかないとのこと。
しつこく私が彼女たちの携帯にかけていたら、、、(ってこれは本当はアルテアイマラの代表がやってほしいんだけど、、、)
前回、ワイドニットキャップやレッグウォーマー、リバーシブルミトンなどを編んでくれたグループの代表オルガさんに電話がつながった!
彼女が住んでいるところ自体はもともと携帯が入らない、アルパカを放牧している地域で標高は4200M以上のところなので、
なんとラッキーなことでしょう。
オルガさんは、イラベという携帯の電波が入る街までちょうど買出しに来ていたところだったというから、ふー。セーフ。。。
あと、残るは
レッグウォーマーを編んでもらっているsol de titikakaというグループ。チチカカ湖沿いの割と街なので、そこに居れば携帯は入るのだろうけど、携帯がつながらないということは、実家の山の方に行っているのかな。
そんな彼女たちには、指示書を残して、次に私が来るまでに、まとめ役のベルタが伝えることに。頼みますー。
でも、彼女たちの連絡手段を信用しきれないので、私もしつこくボリビアからも携帯にかけてみようと思います。
今回も最初に前払い分でまとめたお金を渡しました。
なので、写真は以前とおなじように縁起かつぎの儀式です。
以前のブログ
http://puente1uno.seesaa.net/article/124743516.html
これは、キリスト教ではなく、土着の儀式なので、アイマラ語で行われていました。

選ばれし代表のつくり手たちが、お願いごとを唱えた後、これからの運をうらなう?感じで、大地の神様にお酒(今回はファンタ)を最初にちょこっと地面にたらした後は、勢いよくオフィスの地面にぶちまけます。
その、飛び散り方が末広がりだったり、長かったりすると、
これはたくさんのお金がこれから入ってくるということだそうです。
写真でもお分かりいただけるかもしれませんが、
向かいのおばちゃんたちのバッグや、エプロンなどにも、ファンタが飛び散りますが、みんな気にしていません。
それよりも、大事な儀式なんだと思います。
さて、サンプル作りはどうかというと、
昨年のバージョンアップ系などは、一から型をつくるわけではないので、昨年よりはお互い心に余裕があるかもしれません。
今回は、他社のオリジナルもいくつか作るので、それをPUENTEのオリジナルより優先して作っています。ドキドキします。
次は2週間後に打ち合わせ。第1サンプルの出来上がりが楽しみです。
明日の朝早く、ボリビアのラパスへ入ります。
そして、ボリビアは明日あさってあたりから、15日16日あたりのカルナバルに向けて、おそらくウキウキした感じだと思われます。
しかし、私は仕事をさくさく進めたいと思います。
(自分でやれることをどんどんと)