2010年06月29日

出産3日後、、、の続き

20100626ilda_subebe.jpg

出産3日後の家にお邪魔してしまう私。非常識と思いつつ、相手に呼ばれれば行ってしまう。

25日夜、イルダの家に到着すると、イルダのベッドを囲み、イルダの親戚の編み手さんが3人集まっていた。彼女たちが最終サンプルを作ってくれる。作ったらすぐに日本に送らないといけない。
すでに大半は編んでいて、あと首周りの修正を伝えて、編んでもらうことになっている。

赤ちゃんはぐるぐる巻きにされて、もう一つのベッドに寝ていた。
2500グラムで、とってもとっても小さい。そしてかわゆい。

イルダは担当している作品をいつまでに仕上げればいいのか、盛んに気にしている。クリアグレーの毛糸がぜんぜんなくて、編み進んでいないものもあるらしい。私は出産の事情もあるし、私の分に関しては期日を延ばせると伝えると少しほっとしたようだった。ただしお客様の分だけは急がないといけないんだけど。

早速、イルダにも最終サンプルのデザイン、サイズのポイントを伝え、実際には他のメンバーと詳細な打ち合わせをした。

すると明日の朝7時から、イルダのいとこタミアがやってきて修正部分を編み始めると言う。
打ち合わせ自体は夜の8時前に終わってしまった。

私はせっかく来たから、PUENTE分の作品のチェックをしようと思ったら、それはまだ洗ってないからチェックできないと言われてしまう。

なんだか拍子抜け。
それらのチェックは来週の金曜日ということになった。
また、カマカニ村まで私が来ることに。

この夜、
やることがなくなった私は、旦那さんが作ったヒツジのスープをいただき、赤ちゃんを眺めたり、満月を眺めたり、、、、夜のカマカニ村はすっかり静かになっていた。

この村の人たちはたぶん、8時とか9時とかに寝て、朝の5時とか6時に起きる生活をしていると思う。

この夜は最近結婚した友人夫婦へ手紙を書いて10時前に寝た。

私は2階で一人寝かせてもらったけど、床板一枚のその下にいた赤ちゃんは時折泣いていた。


次の朝、タニアは7時半ごろやってきた。

20100626prima_ilda.jpg

原寸大の製図を常にチェックしながら編んでもらいたいのに、すぐに製図を置いて場所を変えながら編んでいるので、私はしつこく製図を持っていく。

イルダの母ギジェルミーナも編み始めた。

20100626mama_ilda.jpg

私は製図とその編み途中のものを合わせて見ながら、細部のチェックをするぐらいで、正直暇で、出されたヒツジのスープをいただきながら、またカマカニ村を眺めたり、イルダの赤ちゃんを眺めたり。

20100626oka_desayuno.jpg

ヒツジのスープとお茶。その奥に転がっているのはオカというサツマイモのような甘みのあるお芋。

マテ(薬草茶)は、砂糖が5杯ぐらい入っていそうな甘いものだった。

20100626ilda_conbebe.jpg

イルダは38歳で初産。結婚したのは昨年の9月だった。
そして自宅出産。無事生まれて本当によかった。

赤ちゃんは生まれてすぐもぼんやりとはなんか見えるんだろうか?
イルダの横で、私の声のする方を見つめてくれた。

こちらでは、不思議な風習がある。

よその人があまりにも赤ちゃんをかわいがりすぎると、夜鳴きし、さらには赤ちゃんが死んでしまうこともあるので、赤ちゃんを見にきたら、帰り際に、
「汚い子。嫌いよ」って言わないといけないらしい。
そして自分のつばを赤ちゃんの額につけないといけないらしい。

そんな、ネガティブな言葉を言うなんて、
とっても気が引けるけど、私も夜寝るときと、次の朝この家を出るとき、やらされた。

そういえば、前にも同じカマカニ村のロラが、赤ちゃんの額にコインをつけていた。これは他人の赤ちゃんへの愛情をブロックするものだと言っていた。。。

標高3900M,冬は寒さも厳しい中暖房もない生活をしているわけで、赤ちゃんの生存率的には、他の地域よりも低くなってしまうのかもしれない。

そんな土地だからこそ、赤ちゃんにまつわるこのような風習があるのかなあ。

そうそう、
名付け親にならないかと言われた。
嬉しい反面、しかし、自分には荷が重過ぎるように思う。
こちらの名前には全くもってうとい。
聖人の名前をつける人が多いみたいだけど。
かといって、日本の名前をつけても、後々大変だろうし。。。

なんとなく、私が名付け親になる話は、流しておいた。。

20100626camacani_toilet.jpg

(夜には、この牛さんとブタさんとロバさんがお休みのところを抜けて、トイレへ。)





posted by PUENTE at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 生産者(ペルー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この子の未来が、一杯幸せでありますように
Posted by とおりすがり at 2010年07月28日 21:16
とおりすがり様

はじめまして。
このブログを見つけていただきありがとうございます。

昨日、この子の母親イルダさんと電話で話したところ、赤ちゃんは元気に育っているとのことでした。

子供たちの未来は私たちがどんな社会を築いていくのかに、大きく影響されると思うので、みんなでより良い社会にしていけたらいいですね。
Posted by PUENTE at 2010年07月30日 23:29
とおりすがり様

今日は、イルダが作品を納品に来てくれたので、(その間はイルダのお母さんが赤ちゃんのお世話をしています)
インターネット上で日記を書いていて、そこにイルダの赤ちゃんのことを書いたら、それを読んでくれた人からコメントがあったと伝えました。

彼女はとてもよろこんでいましたよ。
「ありがとう!」と伝えてくれと言われました。

Posted by PUENTE at 2010年07月31日 13:53
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