2011年04月09日

帰国しました 明日は選挙

ブログすっかり滞りました。
4月7日帰国しました。

浅野農園での6日間は、今後の私が望んでいる暮らしを具体的にイメージできる、たくさんの教えをもらいました。

それからは、遅れていた仕事をどうにか形にしながら、日本で起きていることの情報を収集し、、あっという間の帰国となりました。

その間、いろいろと考えていました。

今日本経済を停滞させてはいけないと、被災された方以外は必死に働かれていることと思いますが、私は、自分の経済活動は大いに停滞し、これからどういう社会を目指し、動くべきか考えることが、まず私にとっては大事な気がしています。

被災されている方々、まだご家族が行方不明の方々、福島原発で働かれている方々の大変な状況を思うと、胸がつぶれそうです。

今も福島原発は、予断を許さない状況ですし、海に大量の放射線物質が流されてしまったことは、これはもう世界中の海の生物とその恵みをいただいている人々にとって、大変申し訳ないことです。
薄まるといえども、生物濃縮のこともあるわけで。そして放射線を発生させる物質が、海を通じて本当に広い範囲に伝わるわけで。

ここで一つ。
3月31日、びっくりな案件が参院で可決されました。

山梨日日新聞
3月31日の記事です。
これは日本ではどのくらいメディアに取り上げられたのでしょうか?

「ヨルダンとの原子力協定案を可決  原発事故後初の国際協定」


 参院は31日夕の本会議で、日本からヨルダンに原子力技術を供与するための原子力平和利用協定締結承認案件を、与党などの賛成多数で可決した。協定は参院先議。衆院でも近く可決、承認される。東京電力福島第1原発事故発生後、初の原子力協定承認となる。

 政府、与党は韓国、ベトナム、ロシアとの協定の早期承認も目指している。

 原子力協定は、日本企業が原発関連機材、核物質、原子力技術を他国に供与、移転する際の法的根拠。今回の協定案は、日本とヨルダン双方の原子力利用を平和目的に限定することなどを明記した。

 ヨルダンでは三菱重工業とフランスのアレバの企業連合がロシア、カナダ勢と受注を競っている。ヨルダン側の判断に、福島原発事故が影響する可能性もある。

******
転載ここまで。


投票結果はこちら。 反対したのは、共産党6名、社民党4名、無所属の糸数慶子氏の合計11名のみ。。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/177/177-0331-v013.htm


原発に「確実に安全なものはない」と分かってしまった今でも、
議員さんたちは、他の国に原子力のシステムを推進するとは、、

ヨルダンの一市民のことを考えているのでしょうか?

ヨルダンの地では地震、津波の可能性がもし仮に低いとしても、使用済み核燃料をどう処理するのか、出口が見えていないものを、ヨルダンの未来の子供たちに押し付けることにならないのでしょうか?
原発の中で働くヨルダンの人々が、被ばく量を気にしながら働かなければいけないのは、やむを得ないのでしょうか?

ヨルダンの周りの国々の全ての生き物のことよりも、原子力による日本の経済的発展の方が大事なのでしょうか?
もう、賛成した議員さんたち一人ひとりに、聞いてみたいものです。

この議員さんたちは私たちの代表。この投票結果も私たちの責任です。(私が投票する人は当選しませんが、、)


この投票結果。次の参議院選挙の際に、私はしっかりと思い出したいです。
記憶力の悪い私でも思い出せるぐらいくっきりと政党によって結果が分かれました。


今回の原子力の問題に対しては、自分一人でどう生きるかという行動だけでは
どうにもならないもので、どうしても「政治」も変わらなければいけないと思っています。


そして、明日は統一地方選挙です。

なぜ、今、選挙なの。

まずは震災に合われた方々を一刻も早くより安全な状態へと、国を挙げて動くべきで、選挙のことしっかりと考えられないのに。延期してもらいたかったのに。

世の中は信じられないことばかりです。

でも、明日、選挙はあります。

このブログを読みにきてくれた方へ。
自分たちの大事な一票を、考えに考えて、投票したいですね。

ネットでいろいろ調べることができます。

それぞれの候補者のHPなどチェックしてみましょう。
http://go2senkyo.com/

候補者のエネルギー政策を知りたい有権者の会
http://energy-policy.net/

こんなサイトもあります↓

東京都知事選候補者に聞きました。「原発」「青少年健全育成条例」「医療用大麻」「家賃の更新料」「築地移転」

http://www.webdice.jp/dice/detail/2995/

候補者の過去の発言も調べてみたいです。びっくり発言をしている方おられます。


私たち一人ひとりの力で、新しい未来が開けると信じて。

最後に
久しぶりの家族との再会に感謝。

友人たちとの近いうちの再会も本当に楽しみにしています。

いろいろ語りたいです。
posted by PUENTE at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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