2011年04月11日

4月10日のこと

4月10日 みなさんはどう過ごしましたか?

私は午前中に投票を済ませ、お昼は高校時代の友人たちと共に過ごし、午後高円寺での原発反対パレードに行きました。

以前、アメリカのイラク侵攻前の日比谷で行われた戦争反対デモに参加して以来、人生2度目の「同じ思いの人々が集まって、体を使って意思表示をする」行為でした。

デモなどの行為は古いという人もいると思います。

でも、私は、単に迷惑で無駄な行為で片付けられるものではなく、
何かしらのプラスを生み出しうるものだと期待しています。

私は1ヶ月、みなさんよりも日本にいる時間が少ないわけですが、
帰国してみると、
どうも、社会の流れは、この非常事態に慣れてきてしまっているような気がします。


今、より多くの人と、原発のことを考えて、行動を共に起して行きたいと思っているので、
そのためにはやはりメディアに取り上げてもらいたい。

(取り上げてくれないだろうけど、動きが大きければ、取り上げてくれるかもしれない。と僅かな期待を持って、、、)

さらにマスメディアだけでない、今のインターネットを通じた情報網でも、皆に感じてもらえたら。と思って、一人でも多くの人が参加することに意味があると思っていきました。

私という一市民にとって、自分の意思を表現できる手段は、今回のパレードへの参加だったり、投票だったり、まだまだ限られている。その限られたチャンスは活かしたい。そう思います。

もっと、政府に、社会に、こちらからの思いを効果的に伝えることも考えていきたいです。
何かいいアイデアあったら教えてください。


さてさて、どんなパレードだったかというと、
警察の人たちに先導してもらいながら、長い行列が高円寺の道路を歩きました。
デモ行進!という感じよりも、平和的なパレードという感じです。

(カメラは持っていったけども、電池切れ!で、写真はありません!!)


一人で来ている人も多く、また年齢層もいろいろ。若い人たちも多かった。子供もいた。
赤ちゃんを背負って参加しているお母さんも。

衣装もイロイロ、プラカードもシャレのきいたものも多かった。ところどころで音楽があって。という楽しいものでした。

実はこの日は、日本各地、世界各地で大小はあれど、同じような原発はもういらない。という意思表示が行われていました。

不思議なもので、1万4千人いても、知り合いにところどころで会うもので、一人で行ったけど、結局4組の知り合いと会い、誰かしらと歩き、思いを共有することができました。

PUENTEの卸先のお店の方や、お客さんも。お客さんは小さなお子さんと、さらにおなかの中に4ヶ月目の赤ちゃんがいる状況での参加。


1万4千人しか?いや1万4千人の人たちと、
当たり前の「命がまず大事なんだ。」ということを確認しあえたことが私の中で勇気になりました。


ただ、その後、家に帰って、選挙結果を聞き、、奇跡を信じていましたが、またしても、私は少数派なのだと思い知りました。

ただ、思えば、今回当選された方を支持している年齢層の方々(60代、70代の方々)とは、親族以外とは、ろくに交流もしてなければ、対話をしていないということに気がついたのでした。
(10日夜のカフェで会った、鍼灸師の方が、仕事柄その年代の方とよく話すと、その年代の人たちの考え方のことを教えてもらいました。)


そして今日になって、このパレードのことは
大手メディアにはどこにも取り合げておらず、、(フランスでの原発反対デモは取り上げられていたけども、、)

ネットで確認できたのは
共同通信のこの記事ぐらい。(東京新聞のWEBでもこの記事を確認)

http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041001000587.html


テレビはあまり見てないけども、、放送されたのかなあ。
アルジャジーラの取材来てたけど、世界中に届くかな。



安心して暮らせる社会を望むことは、

今の社会のシステムの中では、
何とも前途多難だけども、まだまだやることいっぱいあるはず!

と、へこみつつも、1万4千人の人との共有した時間を思い出して、気持ちを盛り上げようとしています。

高円寺でお店をもたれている方や、近くにお住まいの方には、今回のパレードを事前に知らされていない人もいたみたいですし、知らされようがその方たちには、生活圏にお邪魔し、ご不便をおかけし、迷惑をおかけしたと思います。すみません。


姉も遅れ高円寺で合流、
それから、新高円寺に祖母が一人暮らしをしているので、姉と共に、祖母のところへ帰国の挨拶に行き、祖母は沼津で経験した戦争体験のことを話してくれました。

その後、友人の石田大介くんからメールがあり、彼が参加するグループ「幸+福(さちとふく)」を含め、3組のミュージシャンが三軒茶屋のカフェOHANAでライブを。とのこと。
時差ぼけの中、勢いで行ってみました。

カフェオハナのオーナーたちは、三軒茶屋にふろむあーすというお店もやられていて、私は以前からお仕事でお付き合いがあります。久しぶりの再会でした。

投げ銭チャリティーライブ。そのお金は、石田大介くんとその仲間が石巻市へのボランティアへ戻るので(石田君は最近まで現地で、へどろだしなどのボランティアをしていた)そこで活用されます。

彼らのボランティアレポートも届きました。
http://www.youtube.com/watch?v=ib8gFI-F__8

一日外にいて、心はやっぱり緊張していた中、
カフェオハナで、菜食のおいしいご飯を食べ、音楽家たちの心のやさしが伝わってくる音楽を聴き、ほっと一息。音楽の力ってすごいな。


音楽を奏でてくれて人たち。
◇Sage (カリンバ)
 水のように染み渡るカリンバの音色で一時でも安らぐ時間を届けたい。

◇清火(サヤカ)
 旅したり歌ったり書いたりしてる人。男。
 歩いてて拾ったことを歌にしてみんなに届ける。
 歌、ギター、ホーミーで演奏。関西人だが現在は東京に滞在中。 ブログ「カゼツレ」 http://kazeture.exblog.jp/

◇幸+福 (さちとふく)
 2011年
 それでもいつもここから旅は続きます。。。
 そして 今こそ うたう力 祈りの力を信じて旅を続けます
 フラシスターズ 春ちゃん fuuちゃん
ジャンベ たにし
ギター 石田大介

人と 大地と いのり 響きあいますように  http://www.myspace.com/sachifuku

彼らのライブ、いいですよー。どこかでいつか聞いてみてください。

ちなみに
そこでも、また高円寺のパレードでばったり合ったグループと、またまたばったり再会。
世界は狭いです。

そんな日曜日でした。

では!

今週は、来週から始まる卸向け予約展示会の準備と、カタログ作り(卸向け)をしつつ(間に合うかなあ)、福島原発の行方を随時チェックしていたいと思います。

4月23日(土)24日(日)はアースデー東京にも出させていただきます!
posted by PUENTE at 00:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おかえり
お仕事ご苦労さまでした。
農園でのこと今度ゆっくり話しがしたいな。
ゆりさんが何をどんなふうに感じて、これからの
ことにつなげていくのかをね。

さて、原発のことはとてもとても辛い状況が続いていますね。うちでもこの1ヶ月いつも話をして、怒って、でも
とてもとても悲しくなり、落ち込むという日々でした。
最近になり、ようやく前に進まなくちゃ という気になり、自分達なりに出来ることを行動していこう!とさっちゃんと話しています。とにかくしっかりと反対の意思表示をしていかないと。

家はテレビがないからしらんけど、母からTVがつたえていることを聞いているんだけど、そりゃもう残念な情報しかないです。パレードのことも当然流れていない模様。

次世代のため、大地のため、本気にならなきゃね!

「一人変われば周りの百人変える力持つこと忘れんな」
大好きなラッパーの歌詞です。まずは自分からですね。
Posted by あっちゃん at 2011年04月13日 22:30
あっちゃん

コメントありがとう。

あっちゃんに電話しようと思ってて、しそびれてます。今度電話します。

浅野農園で土と野菜と触れていて、お野菜をおいしくいただいて、自然のめぐりの中に自分がいることをイメージしていました。

いろいろ話したい。写真もいっぱい撮った。
本当はブログでも紹介したいけど、

今はちょっとやることいっぱい!

確かに、
このどうしようもない状況に怒りたくなる。悲しくなる。落ち込みたくもなる。

でも、それは自分にとってマイナスで、周りの人にもマイナスなんだろうね。

まあそれがわかってても、心は勝手にいろいろ思うんだけど。

時々、思いっきり深呼吸するようにして、リセットして、前向きに考えようとしています。

生きていられる間は、
いろいろやれることがあるはず。

やっていこう!

私、脱皮して、変わりたい。

近々、連絡します。




Posted by PUENTE at 2011年04月15日 16:26
忙しいと思うから、落ち着いたらでいいよ〜
こっちは毎日毎日ただただ畑な生活だからね
うちらも意識して、前を向いて、深呼吸して、
毎日笑えるよう努力するよ。
Posted by あっちゃん at 2011年04月16日 21:55
帰ったのですね、地震がありしばらくブログにお尋ねできませんでした。
困難な時代になりました。
今こそ人間の真価が問われます。
新しい生き方を選択できるか?
正念場ですね。

地元あしがらから被災地に人を送ります。
「FROMあしがら」といいます。

Posted by &O at 2011年04月19日 01:06
&Oさん

帰国しております。
毎日、私なりの情報収集をしながらも、
この秋冬のための予約展示会をしています。

今回の地震をきっかけに、
私は、自然界から生き方を問われているように思います。
今まで、「いつか・・・」と思っていたことを、行動に移す時が来ました。

「FROMあしがら」のように
より良い未来に向けて具体的に動いていく人たちが多くいることは、心強いです。

私も自分にできることをしていきたいです。

関わりがある、ご縁がある人々と、これを機会にいろいろ語り合っていきたいとも思っています。

おいそがしい&Oさんですが、どうぞご自愛ください。
また、お会いできる日を楽しみにしています。
Posted by PUENTE at 2011年04月19日 06:43
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