2011年08月17日

タリスキア村ケースのつくり手を訪ねて2 衣服

arregulando_mollo.jpg
(ケースの刺繍の直しをしています)

Mollo(モリョ村)についた私たちを迎えてくれた、セントロモリョのつくり手の方たちは、
本当に刺繍の通りの衣服を着ていました。
客が来たからというのではなく、普段着なのです。

fashion_mollo.jpg

私が2002年〜2004年に関わらせてもらった、コチャバンバの山奥(トラックの荷台に乗って7時間ぐらいかかったかなあ。)のケチュア語を話す村の人々たちも、普段着でその土地特有の衣服を着ていました。肩からかけるアワヨを自分たちで織って、男性が女性の服を布から仕立てて、刺繍を施していました。

私の勝手な法則では、都市からアクセスがよければそれだけ伝統的な衣装、それを作る技術が失われていく。(都市で服を買ってしまった方が早いし安いから)

女性よりも男性の衣装文化の方が先に変わっていく。(日本の着物もそうでした)

この土地では、女性が自分たちの服をしたて、それにパッチワークや刺繍をするそうです。

肩からかけている織物も女性が織ります。そしてそれに縁をつけ、2枚の布を縫い合わせるところには、刺繍を施しています。

sishu_lleijla.jpg

この刺繍の技術が、タリスキア村ケースの刺繍に活かされているのでした。

この土地のスカートは巻きスカートでした!

縁に三本色を入れています。縫いと一番外側の縁のところはカギ編で編みつける感じで。
これも、表に出せば、その縁の三本ラインがくっきり、裏使いだと、点線ぐらいにそのラインが控え目に見えてこれまたいい感じです。(私だったら裏使いがいいなあ。)

その巻きスカートは地機で織ったベルトを何本かぐるぐる巻きに。

こんな感じで織っています。
telado_paja.jpg

奥の女の子はスカートにステッチを入れているところです。

上着は腕まわりがかなりふくらんだシャツにベスト。
(このふくらみ、家事や畑仕事の時、邪魔じゃないのかなあ。)

シャツにはパッチワークで腕周りがとても装飾的。

そして、ベスト。 みなさんの着ていたものを見る限り裏表が両方使えるようになっていて、
表は黒地に鮮やかな色の刺繍が施され、リボンテープが縫い付けられ、、裏は白地でその刺繍が白糸で型どられています。
祭りの時はたぶん黒地を表にして着ていると思いますが、普段は服のコーディネートによって、
表か裏かを使っているようです。

monederos_ticamuri.jpg

この写真の女性は裏使い。黒いシャツに白が映えます。
そして腰からぶら下がっているのは人形の形をした編物で、お財布です。

そして帽子は、ウールのフェルトです。
浅めの帽子が特徴的です。タリハの山の上(ボリビアのアンデス山脈の一番南側)の人たちの帽子と少し似ています。

私は彼女たちの衣装に夢中でした。
皆とてもおしゃれなのです。

shugo_mollo.jpg

色あわせもいいし。刺繍などデコラティブなところと、無地で抜いているところと、そのバランスが絶妙です。

ただ、勝手にざんねんに思ったのは、服の素材です。

以前は自分たちが飼っていたヒツジの毛を紡ぎ、染めて織っていた布も、今は化繊の布を買ってきて服に仕立てているようです。
スカートに関しては、数人、ウールの手織り布のものをはいていましたが。
(ウールはすぐに虫が食うので化繊の方がいいんだ。という意見もありました。)

ちなみに、、この土地の子どもたちも小さな子どもも、この衣装をまだまだ現役で着ています。学校の登下校の女の子たちもほぼこの衣装でした。
(町の女の子のような格好(洋服)の子も時々見ましたが)

tienda_mollo.jpg

モリョ村の中の日用品店?でお菓子をかう少女二人。
日本で言う駄菓子屋さんで何かを買うのが楽しみな感じのワクワク感が伝わってきました。
(後ろからこっそり撮影!)

というわけで、訪問記第2弾はこの土地の衣装についてでした。

つづく!






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