2006年08月30日

フェアってなあに?

さあ、心機一転!と思ったら、、、、、
ある電話が。。。

昨日指人形を納品完了した生産管理責任者から。

まず話を戻すと、

6月中旬に1000体の指人形を納品する話が、指示書と違うものが出来上がってきてやり直しが入り、本来ならば、すぐにやり直しをして誠意を示すところが、それもなく2ヶ月納品が遅れ大半がそろった。伸びに伸びてまず第1弾をどうしても8月中旬に日本のお客様に届けなければいけないので、8月12日ごろにDHLで送らなければなくなった。これは実に3キロ弱のものを送るのに187ドルかかったのだ。

6月中旬に納品してくれれば、ゆうゆうと郵便局で送り、送料が安く済むはずが、生産者の都合で遅れているため、その差額分は生産者が払うことで話はついていた。

そして今回全ての納品が終わったので、全て計算して残りいくら払うか。を出したところで、生産管理責任者がお金を今もらうよりも代表者と話し合うという。

この代表者とはいつもは漫才のように仲良くしているが、彼女の都合が悪くなるととたんにブチキレル傾向がある。そしてすぐにまた態度をころって変えて、「YURI許してー。私たちを見捨てないで!!全くちゃんと仕事しなくってごめんねー!次はもう大丈夫だから!!私たちの意識を変えてくれていつもありがとう!」と言ってくる。とても口が上手い。この繰り返しでこれまで付き合ってきてしまった。

今回もぶちきれたみたいだ。
彼女が電話してこず、部下にあたる生産管理責任者が電話でおびえながら言った。

「まず、もう2000個の注文(いろいろな動物の指人形で、これはカタログをお持ちのお客様への分ではないので、どんなに遅れても気長に待っていた。これも色も実物で全て指定してあり、目を丸くするという指示も全て書いてあるにも関わらず、全くもって違うものを作り上げていてやり直しが必要。)はもう納品できない。(→これはもうペルーの生産者に保険をかけて注文済みのため、むしろ助かる。生産者の表示としてもきっちりこれからはペルーとできるから。)

それから、すでに納品済みの私が支払わなければいけないお金ももういらない。」と代表者が言っているという。

「いや、払います。納品だけされても困る。支払う。」

「でもいらない。と代表者は言っているから私にはどうしようもできない。」

これまた、代表者は怒っているのだった。
怒りたいのはこっちなのに。逆切れで客の心をいちぢるしく傷つけるという、なんとも耐え難い仕打ち。

まず、6月中旬に納品が無事終わり、7月中旬に私がお客さんに納品完了したら、それから1ヶ月以内には私に代金が支払われ、そのお金で秋冬物の仕入れの一部をしようと思っていたのに、それがもうできない時点ですでわたしはすごい被害を被っている。仕入計画がめちゃめちゃだ。

でもそんなことはおかまいなし。どんなに遅れても、どんな品質のものを納品しても収入が減れば怒ってしまうのだ。

今は、怒りくるっているだろうから、後で代表者に電話して話し合いたいが、、
なんだかとってもがっかりだ。全部私のせいみたい。

「援助ではなく仕事をお互いにしている。」というスタンスが大事だと私は思っている。でも実際にはフェアトレードと言う側には援助をしてもらいたい。という気持ちがあるように思う。

明らかに注文と違う点を指摘すると、「自分たちも生産者にちゃんと指示をしているのにわかってくれない。」という。その辛さはわかる。でも「どう生産者にわかってくれるか?」そこを解決しないといけないんじゃないの?
すぐ「私たちは機械じゃない。」という言い訳を使う。
「目を丸くして。」という指示を無視して「直線の目にすること。」
サンタクロースのひげが「あごひげだけ」と「こめかみまである」のは違う。
このような違いをわかってくれようとしない生産者。

機械だからできることではなく、気持ちの問題。私が目を丸くしようと思ってつけたらちゃんとできる。
実際にペルーの生産者と指人形のサンプルを作る時、私が目の丸く仕方を伝えたら、その通りに作ってくれる。

指示書はスペイン語が読めなくてもわかるように色で、デザインでわかるように工夫した。

その生産者団体がどうそれをさらに生産者自体がわかるように伝えるか?そこの努力が足りないのと、生産者自体が客のことを尊重すること。これが彼女たちに欠けている。

この団体はフェアトレード団体としてヨーロッパからがんがん注文が入ってくるが、私に納品するような「品質、デザインが注文とちがう」商品を生産しまくって今まできた。

でもヨーロッパは私ほど厳しくないのでどうにかやってきている。私は「ヨーロッパの客には「援助してあげている」気持ちがあるのではないか?」と疑ってしまう。

もちろんクレームはいっぱいあるらしい。でも去っていく客がいても他からどんどん客が来るのでどうにかなっている。

私は今まで3年近くこの団体と付き合って、「『フェアトレードだから。』といって甘えがある。このまま大きくなっていっても、いつか絶対につまずくはずだ。」と思ってきた。

その点を少しずつ注文を出して、意見をしてきた。幹部の人たちはわかってきてくれている感じもした。でもこのぶちきれ具合。結局、何が変わったのだろうか?いつになっても指人形の指示は何一つ通らないしなあ。

今回の指人形でも大変痛い目にあっているので、もう注文をしないことで意思を示し、ただその団体の個人個人とはかなり仲が良くなってきたので、友人として、意見をいいながら友好関係だけは続けていこうと思っていた。

ヨーロッパから注文があるならば、それでよいのかもしれない。わざわざうるさい日本人と付き合わなければいいのかもしれない。売る先がない生産者は他にいっぱいいる。
私は誠意で応えてくれる人たちと仕事で付き合いたい。
最近つくづく思う。「誠意」これがないと仕事はできない。

この団体の代表者、こういう向こうから客を切り捨てるような発言を、一時的な感情でしてしまうのだ。なんとも悲しい。普段私に仲良く接してくる分余計悲しい。

電話をしてきた生産管理責任者はいたって、丁重に話してくれた。彼女は状況をわかっていて、私の気持ちも少しは理解してくれているようだ。だけどそんな人はとても少なくって、すぐに切れる人たちも結構多く、そういう人は相手を余裕で傷つける。

今は、代表者と話をすることが大事。
私が傷ついていることもちゃんと話したい。

私が今ここで、折れて相手の仕事によるミスで私が全て被害をかぶり、相手は何も痛手なしというのは、フェアではない。ということを相手が理解してもらえるように伝えたい。
相手が怒らず理解してもらえるような話し方を考えなければ。

中にはボリビアにもペルーにも相手の注文に応えようという誠意を持っている人たちはいる。だからこそ、これは文化の違いだとは片付けたくない。

それにしてもお互いが気持ちよく仕事ができる関係を築くのはとても難しいなあ。


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