2007年04月06日

六ヶ所村ラプソディーと田中優さん

もう明日で1週間たとうとしている。なんて時がたつのは早いのでしょう。

先週の土曜日を振り返りたい。
あの日は、またキャパシティーの小さな私にいろいろな世界が飛び込んできた日だった。
「六ヶ所村ラプソディー」という映画は、巨大な要塞のような再処理工場に関わる人々のドキュメンタリー。
http://www.rokkasho-rhapsody.com/

当時反対運動をしていた人たちが諦めてきても、村八部になっても最後まで周囲に「今起ころうとしていること」を伝え続ける女性。

漁師の仕事が激減する中で再処理工場で働くことを決めたシングルファザー。

確実に放射能が落ちてくる大地で有機のお米を作っている人。

プルトニウムを使うことへの危険性と原発自体の開発のリスクの高さを容認する科学者たち。

同じ再処理施設を持っているイギリスの村の悲惨な現状。

「もう年だから」と再処理工場を見つめようとしない街の人。

いろいろな立場の人を見た。

なんだかとても巨大な力で無力な個人個人が圧倒されている。
その圧倒的で複合的なその力になし崩し的にのみこまれている。

この映画だけを見たら、「でも東京で思う存分電気を使っている現状があり、しょうがない。原子力を使わなければやっていけない。」という考えと向き合う時点で、無力さを感じることになる。

しかし、このイベントではそれで終わらない。田中優さんという素敵なゲストの存在によって。

この方、いろいろ面白いことをやっている。うまく表現できないけれど、例えば未来バンクという市民バンクをやっていたり、あとapバンクの監事とかもやっている。

田中優さんは世界のトリック、原子力の圧倒的に高いコスト(経済的にも環境的にも)、数値データを元にした今後の原子力以外の電力を使う道を、楽しく追求できることを教えてくれた。

「○○反対!」というようなネガティブなものから始まるのではなく、身近なところから、仲間と一緒に楽しく未来のことを考えて実行していくその様は、とても興味深い。

まだ、この方を1週間前に知ったばかりなので、今はその方の本を読んでいるところで、上手く表現できないけれど、なんだか気になる動きをしている人。
ワクワクさせてくれる人に出会えた。

このイベントを企画した知人のイラストレーターのリカコさんと卸し先のふろむあーすさんに感謝。みんな家族を持って、仕事プラスアルファもして、すごいパワーだなー。

高校の友人+大学の友人+会社の同僚+私
というメンバーで見に行って、普段楽しいだけの生活じゃ見えてこないことも話せたこともよかった。

いろいろなところで自主上映していますから、
興味がある人見に行ってみてねー!
http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/calender
posted by PUENTE at 11:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。アルのクズハです。カタログ送ってくださってありがとうございます。ブログ拝見してて、私も店を始めたばかりのころのことをいろいろ思い出しましたよ。現地との連絡は本当に大変ですけど、どうか一歩一歩頑張ってくださいね。品物は最高にかわいい!ので、お店に置かせてもらえるのが楽しみです。
 田中優さんおもしろいですよね。一緒に飲むと、50倍おもしろいですから。
Posted by クズハ at 2007年04月15日 23:03
コメントありがとうございます。
ブログもいろいろ読んでくれたのですね!
また
カタログをご覧頂きありがとうございます。ご注文お待ちしています!!!

本「世界から貧しさをなくす30の方法」読みましたら、葛葉さんの文章があり、興味深く読みました。
「こうやって暮らせたら理想だな」と頭では描いてみても中々実生活が伴わない私ですが、葛葉さんはそれをコツコツ実践している。すごい。私も一歩ずつ。
田中優さんといつか飲める機会があったらいいなあ。
Posted by PUENTE at 2007年04月16日 12:52
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