その前の週の月曜日の会合で、デザイン指示書(等身大の型紙)を渡して、それぞれの商品を説明し、この月〜水でサンプルを作る話になっていました。各自手紡ぎの毛糸を用意して。
私が居る場で、チェックしながらサンプルを作らないと、デザイン指示書とは違うものが出来上がってしまう可能性が非常に高いので、せっかく作って、間違っていてやり直さないといけないと、時間がもったいないし、生産者が気分を害するので、それを防ぐためにも私が進行をチェックしながらサンプルを作るのがいいと思っています。
今回は私が3ヶ月しかボリビア・ペルーにいれないので、集中して短期間でサンプルを作ることをお願いして、「月〜水、みんなで泊り込んででもやるわ!」なんて調子よく言ってくれたのですが。
それはやっぱりリップサービスでした。
ふたを開けてみると、、、
月曜日、約束の朝10時には一人しかいません。
その女性は、一番遠い村で、乗り継いで乗り継いで、移動に一日かかるそうです。交通費もそれだけかかります。朝11時のバスで村に帰るというので(あれ?一緒にサンプル作らないの???)、急いで商品の色見をチェックし、等身大の型紙を修正して渡しました。来週の水曜日に、街に出てくる役所づとめの人にサンプルを託すそうです。どうなるのか。。。
1時間、2時間遅れで各グループの代表の女性たちが集まってきます。今ごろ毛糸を紡いでいる人も。
サイズにばらつきがでた昨年の反省を元に、全て等身大の型紙を渡していますが、その型紙を生産者でコピーするところで、違いが出てきてしまいます。
型紙を複製するとき、机の上でやらずにひざの上でやっていたり、、やっぱり全てがアバウトです。
型紙をあてがうと、2センチほど太く編んでいる女性もいます。
「これは、太すぎだからやり直さないといけないのでは?」
「洗えば縮むから大丈夫。」
「そんなに縮まないよ。」
「大丈夫大丈夫。」
「洗って縮まなかったらOK出さないよ。」
お昼は、各自が持ち寄ったじゃがいもやチューニョを布の上に広げて、皆で食べました。
2日目の火曜日。今日は昨日よりも人が少ない。
前日になって、「YURIお祭りがあるから、そっちに行かないか?」という人も。何やらある村ではお祭りもあるようです。(全ての人がそのお祭りと関係しているわけではありませんが。)
「お祭りがあるなら他の日にしたのに。先に言って欲しかったな。。」
「一週間前にはお祭りのこと忘れていたの。。。。」
ひそかに「お祭りがある。」と思っていた人も居たけど、言えなかったのでしょう。
時間がかかる大物(ベストやセーター)の期限を来週の水曜日にしてしまったから、その日に来ればいいやと思われたのでしょうか?
家の方がはかどると、近所に住んでいても家でやっていた人もいました。
時々、私には分らない行動がありますが、なぜ彼女達はそう判断するのかをいろいろ想像してみます。
まだまだ、コミュニケーション不足ですし、私は彼女達のことを分っていないのです。歩み寄りたいな。
結局、水曜日のサンプル作成はやめ、来週水曜日までに各自仕上げ、それを代表者がラパスへ持ってきてチェックすることになりました。
本当にいつサンプルが出来上がるのでしょうか?
そしてこのサンプルが出来上がった後、村に帰ってちゃんと他の生産者に指示を出してくれるのでしょうか?そこが一番肝心です。サンプルを作った人が複製するのではなく、みんなで注文をわけるからです。
機械のように同じものを作ってとはいいません。でも似せる努力をして欲しいのです。
「ここが苦労したところで、こういうテクニックがあって、ここはこう気をつけて。」そんな連絡をし合って欲しいのです。
ボリビアでは、秋冬ニットものに関して、ラパスで2箇所、コチャバンバで1箇所でサンプルを作成中。こちらものんびりペースでやっています。
どうにかなるかなー。
昨日俺は鎌倉駅でブラジリアンと待ち合わせをしたけど30分遅れだったのは、ほぼオンタイムだったと思っていいみたいね。
所変われば品変わる。
またお話しが楽しそうだな。
Have Fun!!
メール受け取ってます。お返事もうちょっと待っててね。Hugoさんにもメッセージお送りしますね。
ボリビアミニミニは人気です。あとあくまくんの到着も楽しみにしてま〜す^^
大らかさは本当に見習いたいところです。
でも、仕事には細かくなって欲しいなー。
と。
Hugoさんは手先は細かい方です。
アクマくんコットンバージョン作成中です。お待ち下さいねー!