2016年05月27日

今年の秋冬に向けて 卸先様向けの予約展示会を行いました

tenjikai_okayama.jpg
(撮影bollard五十嵐さん)

久しぶりの投稿となってしまいました。

その間に起こった熊本の地震。
被災された方たちが早く安心できる暮らしに戻りますように。

地震が起きにくいとされていた地域だったとのこと。
地球のどこで何が起きるか、人間には計り知れないということを改めて学びました。

PUENTEは今年の秋冬に向けて着々と準備中です。

4月の後半には東京で、5月の中旬には岡山で、
お取引先様に秋冬のご予約をいただくための展示会を行いました。

写真は岡山でのもの。ペルーの手紡ぎシリーズ―Rueca―の品々です。

正面に見えるショールとマフラーは今年の新作で
textile n+の中村夏実さんにデザインをお願いしたもの。

PUENTEの品々は今まで私がデザインを考えてきましたが、
今回、初めてデザインを他の方にお願いしました。

ショールもマフラーも体をあたためる道具として必要なアイテム。
しかし私はついついシンプルなデザインになってしまい、ショールなどは無地ばかり。
これを作ってくれているクリストバル氏の技術は確かなもので、
毎回、手紡ぎと手織りの風合い、そして一点一点のアルパカの毛そのままの色が
とてもいいなあと私は思っているのですが、
ても、ずっと同じアイテムを売り続けているためか、
お取引先様からの注文も少なくなってきて、秋冬の一般の方向けの展示会でもショールたちはあまり目を引かれない。。。
クリストバル氏の丁寧な仕事が活かされるデザインをし直そうと思った時、
織の専門家であるtextile n+の中村夏実さんにお願いしようと思いました。

夏実さんは1年前までカンボジアのクロマーを扱うクロマニヨンさんのメンバーの一人でした。
PUENTEはクロマニヨンさんと一緒に企画展を何度かしたり、クロマニヨンさんの企画に
PUENTEを読んでいただいたりする関係で、夏実さんには公私共に大変お世話になっています。
大変おしゃれな方で、PUENTEにこんなアイテムがあったらいいというアドバイスをいただいたり。

クロマニヨンの前期は夏実さんがクロマーのデザインをしていて、
その頃から夏実さんのデザインのセンスに魅了されていたので、
今回ショール、マフラーの新作を作るにあたり夏実さんにデザインをお願いするのが自然な流れに感じました。快く引き受けてくださって、ありがたいことです。

今までのショールやマフラーよりもサイズが大きく、薄手になっています。
巻き方次第で見え方が何通りにもなります。

たとえばこれは同じショールです。
RT4EAon2.jpg

RT4EAon.jpg

ぜひ皆様に、この織りの新作たちをこの秋冬にご覧頂きたいと思います。

今年はペルーのつくり手たちと遠距離ながら、他にも新作をいろいろと作りました。

カシュクールのようなベスト、丸首のベスト、新しい手首あて(乳幼児用のレッグウォーマーにもなります)、メンズセーター、レディースのゆったりした丸首のセーター、リバーシブルなダブルのレッグウォーマーなどです。

指示書をメールで送って、電話で説明して、作ってもらって、現地で写真を撮ってもらって、
やり直したり、そのサンプルを日本に送ってもらって、確認して。
というようなことを3回ぐらい繰り返して形を決めていきました。

どれも中々いいのです。

というわけでひさしぶりに、新作が多い年になりました。
一度出たものはだいたいが作り続けているので、またアイテムが増えました。

ショール、マフラー以外の新作についていずれまたご紹介の機会を作りたいと思います。

それでは、また。
posted by PUENTE at 22:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おぉ!!
PUENTEさんが夏?から準備されていることが分かりました。うれしいです。
Posted by katou at 2016年05月30日 17:59
katou様

4月にもコメントをいただき、どうもありがとうございました。

全く更新できていないこのブログを見に来ていただき、申し訳ないですが嬉しいです。

4月にコメントをいただいて、更新する気になって、やっと更新したのです。更新までまた時間がかかりましたが。。。

私もブログを全く更新しなくなってしまったこと、気になっています。
岡山へ引っ越してからそれが顕著になったのですが、ブログにかける時間がどうにも取れなくなってきました。
本当は、つくり手のこと、私のこちらでの暮らしのことも含めて、あれこれ伝えたいとバーチャルに私の頭の中では思っているのですが、
実際に体が動きません。。。。

岡山へ来たのは少しでも食料の自給率を上げるためなので、畑、田んぼに立ちたいと思っているとパソコンに向く時間があまり確保できなくなってきました。
今は1歳半の息子の子育てもあり、思うようには畑、田んぼに立てず、さらに自力建設による家づくりも始まっており、本業のPUENTEもアルバイトの方に来ていただいて検品をお願いしたり、家事まで手伝ってもらったりして、何とかやっている感じで、気づいたら一日が終わっています。

PUENTEは一年中、現地のつくり手とやりとりをしながら、時々、品々を日本に送ってもらい、日本ではひたすら秋冬に向けて検品をしています。

春夏ものはやっておりませんが、秋冬のアルパカ衣服の準備で一年かかってしまいます。一点一点、目の飛び、糸始末、縫い目のチェックなどをするのに時間がかかってしまうのです。この時期はただひたすら検品をしながら、予約展示会に来れなかった地方のお客様のところへサンプルを送ってご予約をいただいています。

というわけで、今年12年目になるPUENTE、中々お客様にブログで発信できておりませんが、地道に細々と続いております。

引き続き、こんなPUENTEですがどうぞよろしくお願いします。
Posted by PUENTE at 2016年05月31日 08:11
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