2007年07月10日

家出パフォーマンス

casaberthacheck.jpg
昨日日曜日、ラパスからプーノまで移動し、ARTE AYMARAのベルタさんの家に泊まり、大量の指人形を一つ一つチェック。私がはじいたものをベルタさんがその場で直していく。

・毛糸の始末が出来ていないもの。
・目がないもの。しっぽがないもの。
・ライオンの赤ちゃんをちゃんと固定していなくて、ひっぱるとすぐ取れるもの。腹を銜えられているもの。(首根っこをやわくかむお母さんの設定なので、これはNG.)
・思いっきりサイズが違うもの。

いくら私に見せる前に、事前にチェックして自分たちで直しておいてと頼んでもダメだ。はー。

さて、今日9日月曜と10日火曜は、まだ納品されないカタログ撮影用商品を全て納品することと、26日納品前の商品の最終チェックをすることになっていた。

みんながどっと持ってくるので9日10時からばっちりチェックするつもりだった、、、が、、、、、

昼の12時からぽつぽつ来る生産者。
確かに、今日は朝、雨+みぞれが降り、かなり寒かったので、家を出るのはつらいだろうけど、
やっぱり、みんな遅刻だ。

そもそも、最初に彼女達に出会った頃、カナダのNGOが入っていたときは、1分でも遅刻したら罰金で、みんなちゃんと来てた。「それで私たちは遅刻をしない。ということを学んだの!」と言っていた。それを聞いた時は、まあ、なんてすばらしい!と思ったものだ。だけど、私との集まりで、まともに集まったことなんて一度もない。私は罰金しないと分ったら、すっかり元に戻るみたい。

私は、「今日は、遅刻したみなさん1sol(こっちの30分の交通費ぐらい)徴収です。私はそれで一人でお昼ご飯を食べます!」と言ってみるも、誰も払う気なし。
「この間のパーティーでビール買っちゃったから、もうお金ない。」とかいろいろ言い訳合戦だ。

じゃあ、チェック。
「まずは埃だらけの机をちゃんと拭いてね。」
それが、拭く布がないと、なかなか拭かない。
私は隣の部屋である商品の変更点のデザイン画を作成しながら待っていたが、30分経っても机すら拭かず、いろいろ他の商品が間に合わないだとか話に夢中だ。

中には、今日必ずサンプルを持ってくるように。という指示にも関わらず、村に忘れてきたとのこと。
じゃあ、それはもう間に合わないから、注文キャンセルかな。
なんて脅す。

っていうか必ず2時間以上遅刻してくる代表のイルダは今日もやっぱり遅刻。トップからして(トップといってもみんなが順番にやるので、カリスマ性があるとか、責任感があるとかではない。)遅刻。正直、相手を思うという気持ちに欠けている。
このイルダは自分が遅刻してきて、解散が遅れるとイライライライラする。

2度の机を拭いてほしいという催促にもいっこうにのんびりな彼女達についに私は
「私はあなたたちと遊びに来ているわけじゃない。机すら拭かず、みんな遅刻で商品のチェックも一つもできてない。私は悪いけどこんな仕事の仕方はできないから。お昼に外に出てきます。私の代わりにベルタさんが商品のチェックを私の目になって厳しくやってください。それでは!」
と、家出をしてきたのだった。

私だって、堪忍袋の緒が切れると示さなければ。
と、演劇部ばりにパフォーマンスして出てきてしまってインターネットカフェにいるわけです。

はー。まずは怒りをしずめなければ。

まずは、癒し系のブログ
「まこと言う名の不思議顔の猫」
http://scomu.jp/makocat
を見て気分を少し落ち着ける。

次janjanという市民メディア・インターネット新聞を見る。
http://www.janjan.jp/index.php

そしてこの愚痴日記を書く。

これから1時間ほど紙タグのデザインでもして、一人で優雅にお昼を食べて、戻ろうと考えています。

遅刻。
納期を守らない。
指示書通りに作らない。

これらはどうしたら直るのか?契約書で納期を守らない、草をちゃんととらないと罰金となっているので、それで守れるのでしょうか?
遅刻は?これも契約で罰金?

でも根本は、相手を思いやる気持ちだと思うんだけど、どうなんだろう?
私が相手を思いやれていないんだろうか?
集まる時間も納期も相手に合わせたつもりだけど、
そもそもこちらが要求しすぎなのか?

いつでも真剣な自分を見せているつもりだけど、それに響いてくれるのを待っているつもりだけど、まだまだ時間がかかる?

はー。
「ごく一部の人は思いが共通してきたな。」という実感はある。(そしてその人を頼って仕事をすると、他の人たちが嫉妬をする。)
しかし、このARTE AYMARAの各グループの代表者たちの時点で、まだ私と彼女達の感覚のズレがまず大きくある。
そんな状況で、その各グループには、私が顔を合わせたことのない各生産者がいるわけで、そこでのズレはまたさらに大きい。
このズレで、日本に品質が保障された商品を届けるというのはかなり難しいことだ。

この組織構造自体に問題があるんだろうか?
一企業だともっと厳しいんだろうな。


ボリビア、ペルーに長くいる人からすれば、私のやっていることはもともと無謀と言われてしまうだろう。

でも、相変わらず私はまだまだ諦めないで、
のろのろすごい自分の人件費を掛けてやっている。

バカとしか言いようがない。非効率、非現実。こんなんで私は食べていけるんだろうか?日本で生きていけるのかな?

はー。戻ったら、彼女達の前で泣いてみようかな。
「私の真剣さを分ってくれなくて悲しいです。。」
泣いてみようかじゃなくって、自然に泣けるし。

写真は、2週間ぐらい前の、商品チェックの様子。
ベルタ家で。
私は寒かったので、ぶっといベルトをかりて、背中に湯たんぽを巻きつけています。


posted by PUENTE at 03:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 生産者(ペルー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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