2008年05月08日

5月4日のこと 

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(私が住んでいるマンション(ラパス)から見えた風景。サンタクルスの県民投票への反対を表明するデモ行進)

5月4日のことですが、サンタクルスで自治権の是非を問う県民投票がありました。

当日、政府は投票する義務はないので、棄権するよう呼びかけたりしていたのですが、”65.57%”の投票率があり、賛成は”85.51%”だったそうです。

当日、国営のテレビ局では、映像であらかじめ賛成にマークがつけられた大量の投票用紙が見つかったと叫んでいる人の映像が写ったり、政府支持派が投票をやめさせようと投票所に乱入して投石などをしたり、投票箱を焼いてしまったりという、まともな投票が行われていない様子が伝わってきました。
暴動を治めるための警察が発したガスで老人一人が亡くなったと報道されていました。
また、投石などによるけが人は多数出ていると思います。このような暴力的な選挙になったことを悲しく思います。
しかし、サンタクルスの経済的に力のある人たちが出資しているテレビ局では、不正があったかもしれないことは放送もされず、夕方には賛成が85%と発表され、メイン広場では、熱狂的に勝利宣言がされました。

自治権を獲得したいサンタクルス県知事側が選挙を実施し、統計を取り、発表する。それが公正か不正かはどう信じていいのでしょう。

テレビで見る限り、なんだか茶番劇のようでした。
また、メディアの報道の偏りぶりにもびっくりしました。

新聞や世界での報道などでは、伝えられる部分も限られてしまうし、それが記録として残っていくと思うと、真実を伝えるのも知るのも大変なことなんだと思いました。

コチャバンバという街でも白人層の経済的に豊かな人々がサンタクルスでの勝利を車に乗って旗を振り回して喜んでいたり、ラパスでもいくつかの広場で祝っている人たちがいたそうです。

私はボリビアの政治に全くついていけていないので、適切な分析ができないのですが、とにかく現在の同じ国に囲われている地域同士の分裂ぶりにただただ圧倒されています。


posted by PUENTE at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ボリビアでの出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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