友人との待ち合わせはコチャバンバのメイン広場で。
広場ではそれぞれの時間の過ごし方をする人達でいつもにぎわっています。
ひたすらベンチに座っているおじさんたち。大道芸人に見入る人達。

そんな中、役所の目の前の広場なんだけど、red tinkuという集団が看板を立て、政治に対していろいろ意見を発表していて、それをじっくり読んでいる人達がいました。先住民系の人達、町の学生たち、真剣な表情でした。
メディアが買収されていることを訴えていたり、この間のサンタクルスの県民投票の不正を伝えていたり。ホームページまであるらしい。
http://www.redtinku.com/
日本ではなかなか見れない光景でした。
30分ぐらい余裕で遅れてくる友人と、楽しみにしていたSUCRE MANTAのMenuditoというスープを食べました。遅めのお昼。このスープは人気でお昼も遅くなるともうないことが多いんだけど、この日はなんとかセーフでした。

レシピは内緒らしい。スクレ地方の郷土料理店なんだけど、スクレでこのmenuditoを探しても見つけられなかった。なんだかこの店のファミリーの秘伝の料理のような気がしている。
その後、ボリビア滞在1年目にホームステイさせてもらっていたマリーナおばあちゃんの家へ。お互いの近況を語り合う。
夜になり、帰りがけに「アンティクーチョ」(牛の心臓の串焼き)を食べるんだという私に、75歳のマリーナさんは、私も食べるわ。と言って近くの広場でおごってくれました。

アンティクーチョ。炭で焼く。油をつけて焼くのでけむりが立ち、ジュージュー言って食欲をそそります。
ピーナツをつぶした辛いソースをつけて食べます。大好きです。

新橋の駅前でやったらうけるんじゃないかと思った時期もありました。
1年ぐらい前までは1本1Bsだったのに、今は2.5Bsだという。肉の値段が上がってしまったらしい。

マリーナおばあちゃんです。一人息子がブラジルで医者をしているので、しょっちゅうブラジルに行く元気な女性です。
NGOのプロジェクトでコチャバンバにいたのですが、彼女のおかげでスペイン語がだいぶ上達できました。ボリビアのおばあちゃんです。
この日の夜は、ボリビアのお姉さんと慕っている日系の美樹さんのお宅へお世話になりました。
久しぶりに会ったお子さんたちはみんな大きくなっていて。
最後に、貸してもらったパジャマは特別なものでした。
美樹さんが日本に来た時に、私の家に泊まってもらったのですが、その時に私の祖母(1年半前に亡くなりました)が着ていたパジャマや肌着など状態のよいものを美樹さんがもらってくれることになりました。ボリビアでは日本の肌着などのようなやわらかい綿が手に入りづらいのです。
そう、思わず地球の反対側で、祖母のパジャマを着て寝ることになったのでした。ものが巡っていることにもうれしかったし、祖母を思い出して眠ることもできたし、なんだかいつも美樹さんにはやさしさをいっぱいもらっているんです。
帰国前に1日だけどコチャバンバに来れてよかったな。
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