昨夜からベルタさん宅に泊まっています。
今日の朝早く、ベルタさんと旦那さんのクラウディオさんは車で6時間離れたアイキレへ向かいました。14歳の息子ネルソン君がアイキレの軍隊の付属の学校に入学し、毎週末会いに行くとのことで、私は彼らが帰ってくるまで留守番をすることになりました。
2年前、私が泊まらせてもらう時は、となりのベッドで寝ていた、まだ少年の宿題が大嫌いなネルソンも、今では大きくなっちゃって、優秀に軍隊の学校に入ってしまって、、将来はほぼ確実に軍人さんです。(みんなの命を大切にする軍人さんになってほしいな。軍人であることに矛盾してるかな?)
今日土曜日は、ARTEAYMARAの代表イルダさんとサンプルの打合せです。
お願いしていた色の毛糸が足りないとのことで、イルダさんは、糸を今紡いでいるところです。

アルパカの原毛です。草とかアルパカのうんちがついていたり、、

外側の日焼けして茶色い毛や硬い毛やうんちくんをまずは切り取ります。

原毛を紡いでいきます。これはまだ細い1本にする段階です。
それを2本取りに縒って毛糸にします。
黒とクリーム色を縒って、2色の毛糸これからしていきます。
150グラムの毛糸玉を取り出して、これだけ縒るのに1日かかる。
とのことでした。(1日といっても何時間なのか聞き忘れました)
お昼はイルダさんと一緒に外で食べました。
スープとメインディッシュ。ラパスと同じアンデスでもペルーなので、スープなどの味付けも違うものがあります。私はペルー料理の方が好みです。

トリッパのだしで、薬草が利いて、トゥンタという干して白くなったじゃがいもに
じゃがいも、ソラマメやセロリなどが入っている、不思議で、好みの味のスープ

メインディッシュはピーマンの肉詰め。このピーマンがからいもの(ロコト)をアイキレで食べたことがあるけれど、こちらのものは辛くなかった。ひき肉と一緒にブドウ(種入り、、、)など甘みもちょっぴり入れてあって、ペルー料理やるー!!
お昼の後、旅行代理店へ。
5月25日にペルーのリマから日本へ発つのですが、
フリアカからリマまでのチケットを今日取りました。
プーノのある旅行会社に頼んだのですが、他で見積をとったところ、
そこの会社はチケット手配料なるものを多く取っていることが判明。
昨夜に前金を少し払ってしまったので、その旅行会社で買うしかなく、他の旅行会社と同じ値段まで落としました。
笑顔で接客して、外国人だからって、高くとってやろうというのは、
分ってしまったら切ないです。
明日日曜日は、、午前中にプーノから1時間のフリアカの街へ。
手織りのショールやマフラーを編むつくり手を訪ねることになっています。
その午後に早めにプーノに帰れたなら、プーノから30分のイルダさんの畑の収穫を手伝ってみることに。。
「デサワデーロに続く道の24キロ地点で降りたら、家があって、その後ろの畑にいるから。」
と言われました。私はペルーでは携帯を持っていないのですが、、ちゃんと会えるのかな?
最後にジャガイモ話。
今、ボリビアとペルーのアンデスの地では、
ちょうどジャガイモの収穫が終わるところで、ジャガイモを選別をしている家が多いようです。
ラパスの編み手さんたちも、田舎に戻ってジャガイモを収穫し、そのジャガイモを自宅まで持ってきて、家で選別していると言っていました。
ちなみにジャガイモは
大きなものは自分たちで食べる用。
中ぐらいのものは、来年のジャガイモの種として保存。
小さいものは、トゥンタやチューニョなど長期保存が効くようにして加工します。
虫が食っているものはブタさん用に。
以上、イルダさんからのヒアリングです。
(じゃがいもを売るような量を作る家は、大きなものは売りに出すようです)
今、この日記を書いている間、イルダさんは横でせっせと糸を紡ぎながら、私とお話をしています。
「みんなYURIが
村の祭りで踊ったときのことを良く思い出して話しているのよ!」
(そういえば、みんなで飲んで踊ったなあ。)
「明日のお昼にオカ(サツマイモのように甘いけれど、見た目ちょっとしょうがっぽい)を料理してあげるわ!」
(よろしくたのみまーす。)